軽度から中程度の複合汚れには、日常的なエコ洗剤や酸素系漂白剤の組み合わせが極めて高い効果を発揮します。汚れのpHと反対の性質を持つ洗剤をぶつけるのが基本原則です。
まず、皮脂や油分が主成分となる皮脂汚れ・軽い黒ずみには、弱アルカリ性の重曹が適しています。重曹をペースト状にしてタイルに塗り広げ、数分置いてからスポンジで優しく撫でるだけで、油膜をきれいに中和・分解します。一方、水滴の跡やタイルのくすみには、酸性のクエン酸水をスプレーしてカルシウム分を溶解させます。
床一面に広がるくすみや皮脂を一網打尽にしたい場合は、オキシクリーンを使った浴室床のつけ置きが効果的です。排水口にラップを被せたヘアキャッチャーや専用のシリコン蓋をして密閉し、45〜50℃程度のお湯を床一面に張り、規定量のオキシクリーンをしっかり溶かします。そのまま2〜3時間放置するだけで、酸素の泡がタイルの細かなエンボス加工に入り込んだ汚れを浮き上がらせ、見違えるような輝きを取り戻せます。