成長期特有の無害なケースが多い一方で、腎臓の疾患が潜んでいるケースも確実に存在します。単なる体質と過信せず、早期発見につなげるための危険信号を見逃さないようにしましょう。
小児期に特に注意すべき代表的な腎疾患には、大量の蛋白質が尿中に漏れ出てしまう「小児特発性ネフローゼ症候群」や、免疫異常などが関与する「IgA腎症」「急性糸球体腎炎」があります。
以下のような初期症状が見られる場合は、病的な持続性蛋白尿の可能性が高いため、警戒が必要です。
- まぶたや顔、足のすねの「むくみ(浮腫)」:朝起きたときに目が腫れぼったい、靴が急にきつくなった、靴下のゴム跡が消えないなどの変化。
- 体重の急激な増加:食事量が変わらないのに、体内に水分が溜まることで数日から数週間の間に体重が1〜2kg以上増える。
- 尿の泡立ちが消えない:排尿時の細かい泡が、時間を置いてもなかなか消えない。
- 尿蛋白と尿潜血の同時陽性:蛋白だけでなく血尿(潜血)も同時に出ている場合は、糸球体に炎症が起きている疑いが強まります。
- 倦怠感や食欲不振:体がだるそうにしている、顔色が青白い。