インターネット上で「梅の花 梅田店 現在」と検索すると、休業中なのか完全撤退なのかを巡って様々な憶測が飛び交っています。公式発表資料や商業施設側のテナント変遷を精査すると、阪急グランドビル29階の店舗は完全に営業を終了しており、フロア契約も満了しています。
閉店の引き金となった決定的な要因は、運営元である株式会社梅の花が断行した「高コスト体質からの脱却と採算性重視のドミナント再編」です。超高層複合ビルの高層階(空中階)は抜群の眺望を誇る反面、坪あたりの賃料や共益費が極めて高額に設定されています。2020年代初頭の情勢不安に伴い、外食産業全体で大人数の宴会需要が激減した時期、重い固定費が経営の大きな足かせとなりました。
関係各所の取材や決算説明資料の推移を辿ると、企業側は「ブランドイメージを牽引する象徴的旗艦店」から「収益構造が強固で実利の高い店舗立地」へとリソースを集中させる戦略へ舵を切ったことが分かります。梅田店から目と鼻の先にある北新地エリアやオフィス街の本町に自社拠点を有していたこともあり、過剰な重複を解消する目的で、賃貸借契約の満了を迎えたタイミングで惜しまれつつ撤退を決断したというのが「梅の花 梅田店 閉店理由」の偽らざる真相です。