受講者の体験談を精査すると、評価は真っ二つに分かれています。長年確執があった親兄弟と和解できた、長年の劣等感を克服して起業やオーディションに踏み切れたという劇的な成功体験がある一方で、受講後の行動をめぐるトラブルの報告も後を絶ちません。
もっとも物議を醸すのが最終日や課題として課される「知人・家族への登録推奨」です。プログラム内では「自分がブレイクスルーを体験したからこそ、最も大切な人にこの可能性を分かち合う」という純粋な文脈で語られます。しかし、受け取る側からすれば「突然電話がかかってきて泣きながら謝罪された」「セミナーへの参加を強引に迫られた」という不気味さや恐怖体験に映ってしまいます。
マルチ商法のような金銭的キックバック(紹介報酬)が存在しないにもかかわらず、参加者が善意と使命感から必死に周囲を巻き込もうとする点こそが、外部との摩擦をより深刻化させる要因です。「あなたのために言っている」という善意の押し付けが、友人関係の断絶や家族間の孤立を生み出してしまう現実が浮き彫りになっています。