絵の技術や知識を一切必要とせず、誰でも瞬時に大爆笑できるエンタメ領域で世界的な覇権を握ったのがGartic Phone(ガーティックフォン)です。ルールは極めて古典的な「イラスト伝言ゲーム」ですが、Webブラウザ上でシームレスにテンポ良く進行する設計が、VTuberの配信企画や企業のオンライン懇親会で爆発的な人気を呼びました。
一般的なお絵かきツールが「いかに綺麗に描けるか」を競うのに対し、Gartic Phoneは「いかに誤読され、原型を留めずに崩壊していくか」を鑑賞する構造になっています。
- 最初のプレイヤーがお題を入力:(例:「宇宙ステーションで寿司を握る猫」)
- 次のプレイヤーが描画:制限時間内にお題の絵を描く
- その次のプレイヤーが絵を言語化:絵だけを見てテキストでお題を推測する
- 最終確認:全員の推移がアニメーションGIFとして一覧再生され、どこで解釈の脱線が起きたのかが白日の下に晒される
心理学的な観点から見ても、このゲームシステムは秀逸です。「絵が下手であること」がペナルティにならず、むしろ最大の笑いとドラマを生むファインプレーへと変換されるため、参加者全員の心理的安全性(サイコロジカル・セーフティ)が即座に担保されます。普段イラストを描かない友人を巻き込んでオンラインで遊ぶ際、最も失敗しない選択肢といえます。