三大財閥が現在もグループとしての一体感を維持している象徴的な機関が、各社トップが集う社長会です。
【三菱グループ:金曜会】
毎月第2金曜日に開催される社長会で、主要29社のトップが出席します。グループの結束力は三大財閥の中で最も強固とされ、三菱創業の精神の共有やグループ共同社会貢献活動、ブランド管理などを行います。過去のグループ企業の経営危機時には、金曜会主導で迅速な支援体制が構築された歴史もあります。
【三井グループ:二木会】
毎月第2木曜日に開催される社長会です(「木」の字を分解して「二木」)。三井グループの中核企業約25社が参加します。「人の三井」らしく、統制というよりは情報交換や親睦を重視するフラットな雰囲気が特徴です。
【住友グループ:白水会】
毎月会合を持つ主要企業約20社の社長会です。「白水」の名は、住友の創業家である蘇我理右衛門の雅号「白水」および「泉屋」の「泉」の字を分解したことに由来します。理念の継承とグループの連帯維持を主目的としています。
独占禁止法の観点から、これら社長会で具体的な価格協定や共同の事業統制を行うことは禁じられていますが、トップ同士が定期的に顔を合わせる親睦機関として、グループの求心力を保つ極めて重要な役割を果たしています。