検索時に混同されやすい重要な事実として、「上海豫園の湖心亭」と「杭州西湖の湖心亭」は全く別の史跡である点が挙げられます。
中国文学や歴史に詳しい方の間で有名なのは、明末清初の文人・張岱が記した名作散文『湖心亭看雪(こしんていにてゆきをみる)』です。この散文の舞台となったのは、浙江省杭州市の西湖に浮かぶ島にある湖心亭であり、上海豫園の茶楼ではありません。
- 上海豫園の湖心亭:1855年創業の老舗茶楼。豫園の池と九曲橋の中心にあり、中国茶や点心を味わいながら景観を楽しむ商業・文化施設。
- 杭州西湖の湖心亭:西湖三島の一つに位置する歴史的東屋。雪景色の鑑賞地として古典文学に名を刻む風光明媚な景勝地。
どちらも江南地方を代表する名所ですが、上海観光で訪れるべき目的地は豫園商城内の茶楼である湖心亭です。旅程を組む際や現地でのリサーチ時には取り違えないよう注意が必要です。