本作を語る上で欠かせないのが、謎の地球外生命体「ナナちゃん」の存在だ。オリジナルタイトルである『ミラクル7号』の象徴でもあるこの愛くるしいキャラクターは、単なるマスコットの枠を超え、物語の感情的クライマックスを一身に担う特別な役割を果たしている。
当時、本格的なVFX技術を全面的に導入したSFコメディ映画として、その表現力はアジア最高峰と称えられた。毛並みの柔らかさや感情豊かな目元の動きに至るまで、CGチームが数千時間に及ぶシミュレーションを重ねて生み出したナナちゃんは、デジタル技術と人間味溢れる演技が見事に融合した傑作キャラクターとして語り継がれている。