富山から名古屋へ向かう高速バスの主軸は、名鉄バスと富山地方鉄道(地鉄バス)が共同運行する「名鉄バス 富山・名古屋線」です。1日を通して概ね1〜2時間に1本の間隔で運行ダイヤが組まれており、朝6時台の始発から夕刻・夜間の便まで、ビジネスの出張日程や観光の予定に合わせやすいダイヤ設計がなされています。
乗降場所を押さえておくこともスムーズな移動の前提条件です。富山側の拠点は「富山駅前(南口バスターミナル2番のりば)」であり、駅改札を出てすぐのロータリーから発着します。市街地からは「総曲輪(そうがわ)」や「富山市民病院前」、高速道路流入前の「富山インター前」からも乗車が可能です。一方、名古屋側のターミナルはJR名古屋駅直結の「名鉄バスセンター(3階)」となっており、名鉄線・近鉄線・地下鉄東山線への乗り換えはもちろん、名駅エリアの商業施設へ直結しています。
見落とせないもう一つの実力派が、イルカ交通が運行する「きときとライナー」です。こちらは富山駅前発着ではなく、小杉、高岡、砺波など富山県西部と名古屋(名駅ミッドランドスクエア前・栄など)を結ぶ路線です。最大の特徴は、高岡や砺波のバス停付近にマイカーを停めてそのまま名古屋へ向かえるパーク&ライド体制(無料駐車場完備の停留所あり)が整っている点です。呉西エリア在住者にとっては、富山駅まで出る電車代と移動時間を削減できるため、地元リピーターから絶大な支持を集めています。