初心者から中級者が最もつまずきやすいのが、「チューナーの画面にどのアルファベットが表示されれば正解なのか」という表示形式の差異です。チューナーの機種やモードによって「♭(フラット)」で表示されるタイプと、「♯(シャープ)」で表示されるタイプが存在します。同音異名(異名同音)の関係にあるため、「E♭=D♯」「A♭=G♯」は全く同じピッチを指しています。
ステップ1:クロマチック(半音階)モードの確認
市販のクリップチューナーやペダルチューナーを使用する場合、モード設定が「Guitar」専用モードになっていると、レギュラーの6音(E・A・D・G・B・E)しか認識せず、半音下げの音を正しく検知できないケースがあります。設定ボタンを押し、すべての半音を12音階で認識する「CHROMATIC(クロマチック)」モードに切り替えてください。上位機種にある「♭モード(フラットチューニング機能)」を搭載している場合は、♭マークを1つ点灯させることで、レギュラー時と同じアルファベット表示のまま合わせることも可能です。
ステップ2:6弦から1弦へペグを緩めながら合わせる
ペグを回す際は、いきなり目標音に合わせようとするのではなく、一度狙う音よりも少し低めのピッチまで緩めてから、「巻き上げながら」目標の音程にジャストで合わせるのが鉄則です。緩める方向だけでピッチを合わせてしまうと、ギアのバックラッシュ(噛み合わせの遊び)によって、演奏を開始した瞬間に弦が緩んでピッチが狂ってしまいます。
ステップ3:全体のテンション変化による狂いを2〜3周して補正する
ギターのネックは木材で作られており、弦の張力によってわずかにしなっています。すべての弦を半音下げると、ネックにかかる合計張力が緩むため、ネックがわずかに後方へ動きます。その結果、最初に合わせた6弦の音程が再び狂ってしまいます。必ず1弦まで合わせ終わった後に、もう一度6弦から全体のチューニングを2〜3周反復確認してください。このひと手間を惜しまないことが、バンド演奏でのピッチ安定に直結します。