トマト栽培の入門書や解説動画を見ていると、「間引き」とよく似た作業として「芽かき(わき芽かき)」が登場します。初心者が混同しやすいこの2つの作業ですが、作業を行う時期と目的は全く異なります。
「間引き」は育苗期(種まきから定植前後)に行う作業であり、複数の株の中から優秀な株を厳選して株数を減らすことが目的です。一方、「芽かき」は本植え後の育成期間を通じて継続して行う作業を指します。トマトが生長すると、主枝(メインの茎)と葉の付け根の間から「わき芽」が次々と伸びてきます。これを放置すると枝葉ばかりが生い茂り、果実に十分な栄養が届かなくなるため、手で小さいうちに摘み取るのが芽かきです。
スタートダッシュの段階で株を絞るのが間引き、育っていく過程で樹形と栄養バランスを整え続けるのが芽かき、と整理して覚えると作業の迷いがなくなります。