いいたかの湯の心臓部といえるのが、地下深くから湧出する恵み豊かな天然温泉と、趣向を凝らした浴場設計です。泉質効能詳細まとめとして分析すると、同湯の源泉は「含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉」(中性・低張性・冷鉱泉)に分類されます。
この泉質の特徴は、炭酸水素塩泉特有の肌を滑らかに整える清涼感と、塩化物泉特有の「湯冷めしにくく体の芯まで熱を保つ効果」が絶妙に融合している点にあります。湯上がりに肌がしっとりとし、長時間の運転で凝り固まった筋肉の疲労回復や神経痛、冷え性の緩和に顕著な効能を発揮します。
浴場は「赤湯波(あかゆわ)の湯」と「局(つぼね)の湯」の2つに分かれており、日替わりで男女が入れ替わるシステムを採用しています。
- 赤湯波の湯(奇数日:男性/偶数日:女性):香肌峡の巨石を彷彿とさせる豪快な石風呂や、木の温もりを肌で感じる「マキ(槇)風呂」が象徴的な空間。
- 局の湯(偶数日:男性/奇数日:女性):全身の力を抜いて大空を仰ぎ見ることができる「寝湯」や、ゆったりとした深さの主浴槽が配置された癒やしの設計。
内湯のガラス越しにも眼下を流れる櫛田川の清流と山並みが広がり、露天風呂に出れば川のせせらぎと爽快な渓谷の風が肌を撫でます。さらにサウナ愛好家(サウナー)にとって見逃せないのが、高温ドライサウナとスチームサウナ、そして清らかな天然水系シャワー・水風呂の存在です。露天スペースには外気浴用のベンチもしっかりと確保されており、大自然のマイナスイオンを浴びながら深い「ととのい」へ到達できます。