ガソリン価格を巡っては、インターネット上やSNSで様々な情報が飛び交っていますが、事実とは異なる誤解も少なくありません。代表的な3つの誤解を正しく整理します。
誤解①:「スタンドが暴利を貪っているから高い」
スタンド(特約店・販売店)が儲けを増やしているわけではありません。元売りからの仕入れ価格(卸価格)自体が高騰しており、近隣競合との激しい価格競争に晒されている現場の粗利は1リットルあたり数円程度と極めて薄利です。人件費や電気代の上昇も重なり、経営体力のない小規模スタンドの廃業が全国で続いています。
誤解②:「ハイオク仕様車にレギュラーを入れれば安全に節約できる」
ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れると、短期的には燃料代を浮かせられるように思えますが、ノッキング(異常燃焼)を誘発しエンジンのセンサーが点火時期を遅らせるため、燃費が悪化し加速力も落ちます。長期的にはエンジン内部へ負荷をかけ、高額な修理代が発生するリスクがあるため本末転倒です。
误解③:「暫定税率が廃止されれば明日から25.1円下がる」
仮に政治判断で暫定税率廃止が決まったとしても、即日価格に反映されるわけではありません。流通在庫への二重還付問題や給油所システム改修のリードタイムが必要となるため、混乱を避けるための段階的移行措置が取られるのが通例です。