英語学習者が最も混同しやすい盲点が、any questionとany questionsの違いです。「1つの質問でもあれば」と考え、日本語感覚で単数形の「Any question?」と言ってしまうケースが見受けられますが、ネイティブスピーカーの心理的な受け止め方は大きく異なります。
英語における「question」が単数形で使われる場合、「特定の1つの問題点」や「疑義・反論」というニュアンスを強く帯びます。そのため、会議の席で「Any question?」と発言すると、相手には「何か文句や異論があるのか?」と詰問されているような圧迫感を与えかねません。対して複数形の「questions」は、「いくつか浮かんでいるであろう様々な疑問点」を幅広く受け止めるニュアンスを含みます。聞き手に対して心理的安全性を担保し、発言を促すためには必ず複数形の「Any questions?」を用いる必要があります。