なぜ人はこの曲を聴くと、無条件で笑みがこぼれ、足でリズムを刻んでしまうのか。オランダの心理音響学研究グループの分析によれば、気分を鼓舞する「ハッピーソング」の条件として、アップテンポな拍子(毎分140〜150ビート)、長調のコード進行、そしてポジティブな歌詞の3点が挙げられるという。
この楽曲はその条件をパーフェクトに満たしている。さらに特筆すべきは、イントロからエンディングにかけて緻密に配置された「予想を心地よく裏切る転調」だ。脳のドーパミン分泌を刺激する音楽的仕掛けがこれでもかと詰め込まれており、単なる明るい曲にとどまらない、中毒的な多幸感を生み出すカラクリがそこには隠されている。