「性根が腐っている」と周囲から断じられる人物を観察すると、単なる性格の不一致では片付けられない特有の行動様式が浮き彫りになります。最大の共通点は、他者の尊厳や感情を尊重する意識が抜け落ちている点です。人間関係を「対等な信頼関係」ではなく「支配するか、利用するか」という損得の軸だけで測るため、言動の端々に隠しきれない利己性が表出します。
代表的な言動として挙げられるのが、他人の不幸や失敗を心から喜ぶ「シャーデンフロイデ」の過剰な発露です。誰かがミスを犯した際、表向きは心配する素振りを見せながら、声のトーンに興奮が混ざり、裏では嬉々としてその失敗を言いふらす行為が日常化しています。また、他人が評価されたり幸福な出来事に恵まれたりすると、露骨に不機嫌になり、影でその実績を「裏工作があった」「運が良かっただけ」と貶める傾向が顕著です。
さらに、「恩を仇で返す」行動パターンも共通しています。困っているときに助けてもらった恩義を感じるどころか、「利用できるカモを見つけた」と解釈し、さらなる搾取を仕掛けます。相手の善意や優しさを弱さと見なし、付け入る隙を探す計算高さは、まさに性根が歪んでいる人の特徴です。平然と約束を破り、指摘されると「そんなことは言っていない」「受け取り側の理解力が足りない」と事実を歪曲するガスライティングの手法を用いるため、被害者は次第に自己不信へと追い込まれていきます。