山麓の町並みにも明確な変化の波が押し寄せている。長年シャッターが目立っていた商店街には、古民家をリノベーションしたオーガニックカフェや、地元の新鮮な魚介を提供するクラフトビールバーが相次いでオープンした。宿泊施設の稼働率は冬場としては過去最高を記録している。
しかし、好景気の陰で課題も山積みだ。急激な需要増に人手不足が追いつかず、休業を余儀なくされる老舗旅館も少なくない。また、地価や賃料の上昇が地元住民の生活圧迫につながっているとの懸念もあり、観光資本の流入と地域共生のアプローチをどう均衡させるかが問われている。