湖周辺には、観光の基点となる魅力的な施設が計画的に配置されています。それぞれの拠点は異なる役割を担っており、目的に応じて使い分けることで旅の充実度が跳ね上がります。
湖の北側に位置する八ッ場湖の駅丸岩は、奇岩として知られる「丸岩」を正面に捉える絶好のビュースポットです。開放感あふれるウッドデッキテラスからは湖面を一望でき、地元食材をふんだんに使った軽食やカフェメニューを味わえます。湖畔散策路へのアクセスポイントにもなっており、ドライブ途中のリフレッシュに最適な立ち寄り先です。
アウトドアと滞在型観光の中心となっているのが、高台に移転した川原湯温泉街の玄関口にある川原湯温泉あそびの基地NOAです。手ぶらで楽しめるBBQエリアやキャンプ場、湖上アクティビティの受付カウンターが集約されているほか、歴史ある源泉を引いた日帰り温泉施設「笹湯」を併設しています。カヤックやSUPで心地よい疲労感を覚えた後、そのまま源泉かけ流しの湯に浸かる動線は、旅行者から極めて高い満足度を獲得しています。
知的好奇心を満たす施設として見落とせないのが、やんば天明泥流ミュージアムです。1783年(天明3年)の浅間山大噴火によって引き起こされた「天明泥流」の被災跡から出土した貴重な生活用具や遺構を展示しており、当時の暮らしぶりを生々しく伝えています。災害の記憶を後世に伝えるとともに、過酷な自然災害と共生してきたこの地の歴史的文脈を深く学べる場所として、多くの文化人や研究者からも高く評価されています。