夫であったロックバンドDragon Ashのフロントマン・降谷建志との関係は、日本のポップカルチャー界においても象徴的なものだった。異色のカップルとしてスタートした二人の結婚生活は、15年以上にわたり互いの才能を刺激し合う関係として続いていた。
しかし、双方のキャリアが熟成期を迎えるにつれ、互いの生活基盤や創作活動の拠点が自ずと独立性を増していった。音楽に没頭するカリスマバンドマンと、多角的な事業展開を進める女性起業家・表現者。それぞれの優先順位が変化するなかで、夫婦という枠組みを解消することが互いの創造性を守る最良の選択となったのだ。