Q1:片側だけ顎関節が痛む場合、脳梗塞など脳の病気の前触れである可能性はありますか?
A1:顎の痛み単独で脳梗塞を疑うケースは稀ですが、ゼロではありません。ただし、脳血管障害の場合は顎の痛みだけでなく、「ろれつが回らない」「片方の手足に力が入らない」「顔の片側だけに麻痺や感覚鈍麻が出る」といった全身症状が同時に現れるのが特徴です。顔面の片側に電気が走るような激痛が瞬間的に走る場合は、脳神経外科領域の疾患である「三叉神経痛」の疑いがあります。
Q2:マウスピース(スプリント)の作成は健康保険が適用されますか?費用はどれくらいかかりますか?
A2:顎関節症の診断が確定した場合、一般的な歯科医院や歯科口腔外科で作成するスプリント治療には健康保険が適用されます。3割負担の場合、初診料・レントゲン撮影・型取り・装着指導を含めて総額5,000円〜8,000円前後が標準的な費用相場です。就寝中に装着することで顎関節への過度な圧力を逃がす効果があります。
Q3:耳の下の痛みなのに、触ると首や肩まで痛みます。顎と関係があるのでしょうか?
A3:極めて密接に関係しています。下顎を動かす咀嚼筋群(咬筋・側頭筋・翼突筋)は、首の筋肉(胸鎖乳突筋や僧帽筋)と筋膜で連結されています。片側の顎関節に過負荷がかかると、そのバランスを補正しようとして首や肩の筋肉が緊張し、頑固な片頭痛や肩こりを誘発します。筋膜性疼痛症候群として首・肩・顎が連動して発症するケースは非常に多いです。