首の後ろのできものは何?痛いしこりや粉瘤・脂肪腫の正体と受診科

首の後ろのできものは何?痛いしこりや粉瘤・脂肪腫の正体と受診科

首の後ろのできものは何?痛いしこりや粉瘤・脂肪腫の正体と受診科についての最新情報をお届けします。

Q1:首の後ろのできものが痛くない場合、放置しても自然に消えることはありますか?
A1:一時的なリンパ節の軽度な腫大やごく初期の毛細血管拡張によるものであれば、免疫応答の終息に伴って自然退縮することがあります。しかし、それが粉瘤や脂肪腫などの良性腫瘍であった場合、自然に消滅することは構造上あり得ません。年単位で徐々に大きくなり、ある日突然感染を起こして激痛化するリスクがあるため、痛くない段階であっても一度皮膚科や形成外科で超音波検査などを受け、正体を確認しておくことが推奨されます。

Q2:首の後ろのしこりが「粉瘤」か「脂肪腫」かを見分ける方法はありますか?
A2:最もわかりやすい指標は「開口部の有無」と「感触」です。粉瘤は皮膚の浅い層(表皮)に袋ができるため、しこりの中央に毛穴のような小さな黒点(開口部)が見られることが多く、つまむと皮膚と一緒に動きます。一方の脂肪腫は皮下の深い脂肪層に発生するため、皮膚表面には何の変色や黒点もなく、触れるとゴムまりのような柔らかい弾力があり、皮膚の下でツルツルと滑るように動きます。ただし、最終的な確定診断には専門医による触診やエコー検査が必須です。

Q3:病院を受診する際、初診でいきなり切開手術になることはありますか?費用はどれくらいかかりますか?
A3:激しい化膿を起こして今すぐ排膿しなければ危険な「急性炎症期」を除き、初診当日にいきなり根治手術を行うケースは稀です。通常は初診で視診・触診・エコー検査を行い、腫瘍の種類や大きさを特定した上で、後日の手術日程を予約します。手術費用は保険適用(3割負担)の場合、できものの大きさや部位(露出部か否か)によって診療報酬点数が定められており、検査代や処方薬を含めておおむね5,000円〜15,000円程度(日帰り手術の場合)が相場となります。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。