振り返れば、KinKi Kidsの堂本剛やHey! Say! JUMPの八乙女光をはじめ、これまでにも多くの著名人が突発性難聴との壮絶な闘病体験を告白してきた。近年では、若手人気アイドルグループのメンバー、ロックバンドのヴォーカル、声優、さらには体を張ったロケをこなすお笑い芸人に至るまで、そのリスクは世代やジャンルを超えて広がりを見せている。
かつて芸能界において、身体の不調を理由に休養することは「キャリアの停滞」や「プロ失格」とみなされ、隠される傾向すらあった。しかし今、過酷な症状や葛藤を包み隠さず発信する彼らの姿勢は、同じ病に悩む多くの人々に勇気を与えると同時に、社会全体の「目に見えない障害」に対する理解を大きく深めるきっかけとなっている。