筆者が上海・人民広場近くの複合商業施設内にある萨莉亚を取材した際、平日の昼下がりにもかかわらず、店内は満席で外のベンチには15組以上の順番待ちができていました。客層は大学生のグループ、PCを開いて作業をする若いビジネスパーソン、祖父母と幼い子どもを連れたファミリーまで多岐にわたります。
上海在住の20代女性会社員は、現地のリアルな利用実態について次のように語ってくれました。
「会社の近くのカフェでサンドイッチとコーヒーを頼むだけで60元(約1,300円)近く吹き飛びます。でも萨莉亚なら、ドリアとチキン、サラダを頼んでドリンクバーをつけても40元(約850円)でお釣りが来る。味も安定していて、油っぽすぎる中華料理に疲れた日のランチには最高の選択肢です。私の周りの同僚も、週に2回はここで食べていますよ」
一方で、中国現地の掲示板やSNSでは、その熱狂ぶりゆえのリアルな不満点も散見されます。特に多いのが「混雑が激しすぎて1時間待ちは当たり前」「ドリンクバー目的の学生が長時間居座るため席が空かない」というオペレーション面の課題です。安さと居心地の良さが極限に達しているがゆえに、ピークタイムの混雑度が日本の店舗以上に激しいという側面は否めません。