ネット上には「プラトニックな関係なら法律上完全にセーフ」「絶対にバレない裏技」といった根拠の薄い言説が溢れていますが、これらは極めて危険な誤解です。
誤解1:「肉体関係がなければ慰謝料は請求されない」の罠
民事上の不法行為(不貞行為)は一般に肉体関係を指しますが、判例上、肉体関係の決定的な証拠がない場合でも、頻繁な密会や親密なやり取りによって「婚姻関係を破綻に至らしめた」と判断されれば、数十万〜数百万円単位の慰謝料請求が認められるケースがあります。夜間の頻繁な電話や親密なメッセージ履歴だけでも、家庭裁判所の調停において極めて不利な材料となり得ます。
誤解2:「完璧な偽名と裏垢を使えば100%バレない」という幻想
参加者が「絶対にバレない方法」として多用するLINEの非表示機能や専用サブ端末の運用ですが、発覚経路の多くはデジタルではなく「行動パターンの些細な変化」です。「休日の不自然な外出が増えた」「スマートフォンの画面を下にして置くようになった」「服装の好みが急に若返った」といった日常の違和感から配偶者に探偵をつけられ、現場を押さえられるパターンが圧倒的です。