インターネット上の駐車場比較記事や掲示板では、「大手町はどこも一律で高額だから停めてはいけない」「予約サイトを使えばどこでも1,000円台で停められる」といった極端な言説が散見されますが、これらは実態を正確に捉えていません。
第一の誤解は、「予約パーキング(akippaや特P、タイムズのB)の万能性」です。確かに事前に車枠を確保できる安心感は大きいものの、大手町エリアで予約対象となっているスペースの多くは、旧耐震・旧規格のビルに付随する「機械式ロールーフ(高さ1.55m以下)」区画です。ミニバンやSUV全盛の現代において、予約完了後に現地へ向かったものの入庫を断られ、キャンセル料だけを徴収されるというトラブルが多発しています。予約枠を利用する際は、料金の安さ以上に「車両適合条件」の精査が不可欠です。
第二の盲点は、首都高速道路とのダイレクトアクセスに関する誤認です。「神田橋出入口」や「呉服橋出入口(首都高日本橋地下化事業に伴う通行規制に注意)」からの直線距離は短いものの、朝夕の永代通りや日比谷通りは右折レーンの渋滞が激しく、高速を降りてから駐車場入口に到達するまでに15分以上を要することが珍しくありません。単なる地図上の直線距離ではなく、実際の右折・左折アプローチを考慮した進入ルート設定が勝敗を分けます。