エアコン掃除を自分でする限界は?故障と火災防ぐNg行為と正しい手順

エアコン掃除を自分でする限界は?故障と火災防ぐNg行為と正しい手順

エアコン掃除を自分でする限界は?故障と火災防ぐNg行為と正しい手順の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

ドラッグストアやホームセンターで数百円から手に入る「エアコン洗浄スプレー」。手軽にフィンやファンの汚れを落とせる魔法のアイテムに見えますが、エアコンメーカー各社や独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、安易な使用に対して長年にわたり強い警鐘を鳴らし続けています。

エアコン掃除スプレー使ってはいけない理由の最たるものは、薬液の飛散による「トラッキング火災」のリスクです。スプレーの噴霧圧は非常に弱く、フィン表面の汚れを奥へ押し込むだけで根本的な汚れは落ちません。さらに、跳ね返った導電性の洗浄成分が右側に配置されている電子基板や配線接続部へ付着すると、数日後あるいは数ヶ月後にショートを起こし、発熱・発火へと至るエアコン掃除スプレー故障真相が現場検証で明らかになっています。NITEが公開している再現映像でも、内部配線に洗浄液がかかったエアコンから黒煙が吹き上がり、瞬く間に室内機全体が火だるまになる生々しい実験結果が記録されています。

また、エコ掃除として人気の「重曹」や「クエン酸」をエアコン内部に噴霧する行為も極めて危険です。アルカリ性である重曹は、エアコンの心臓部であるアルミ製フィンを化学反応によって腐食・白化させ、熱交換効率を著しく低下させます。反対に酸性のクエン酸は銅管や鉄部を酸化させてサビや冷媒ガス漏れを引き起こす原因になります。さらに、洗い流し切れずに内部に残った重曹水やクエン酸水は、乾燥後に結晶化して可動部を固着させたり、かえってカビや雑菌の栄養源となって悪臭を劇的に悪化させるという最悪の結末を招きます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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