一口に「大きなネズミ」と言っても、その種類と個性は様々だ。なかでも、ペットとして高い関心を集めている代表格がカピバラとファンシーラットである。
世界最大の齧歯類として知られるカピバラは、体長1メートル、体重50キロを超えることもある「本物の巨大ネズミ」だ。南米の湿地帯原産で、温泉に浸かる穏やかな姿が日本各地の動物園で人気を博してきたが、十分な敷地と水場を用意できる愛好家の間では個人飼育の対象としても認知され始めている。一方、ドブネズミを起源としながら長年の品種改良によって穏やかな性格へと変化したファンシーラットは、体長20〜30センチ程度(尾を含めるとさらに大型)に育ち、「手のひらに乗る賢い相棒」として若い世代を中心に爆発的な人気を博している。