大洋軒福島店の看板が「大衆中遊華食堂」と銘打たれている通り、この店の真価はからあげ定食だけに留まりません。常連客や長年のファンが熱狂的に支持しているのが、長崎ちゃんぽんと長崎皿うどんです。
丼いっぱいに盛られた具材には、キャベツ、モヤシ、キクラゲ、豚肉、イカ、エビ、かまぼこなどが惜しみなく投入されています。中華鍋で強火で一気に煽られた野菜の香ばしさとシャキシャキ感、そして魚介と豚骨の旨味が溶け込んだ白濁スープが、太麺に絡みつく濃厚な味わいは専門店をも凌駕する完成度です。パリパリの揚げ麺に熱々の餡がたっぷりとかかった皿うどんも、卓上のウスターソースやお酢で味変しながら楽しむファンが絶えません。
現在の大洋軒福島店のメニュー価格は、物価高騰が続く近年の飲食業界においても、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。からあげ定食はしっかりしたご飯・スープ・小鉢がついて1,000円前後の安心価格を維持しており、ちゃんぽんや皿うどん、炒飯、麻婆豆腐なども手頃な大衆価格で提供されています。ただ単に安いだけでなく、「この価格でこれほどの満足度を得られるのか」という感動こそが、厳しい大阪の舌を唸らせ続けている理由です。