ネット上の掲示板やSNSで飛び交う「浜松日建工科専門学校はやばい」という評判。現地での取材と卒業生の聞き取りを進めると、この言葉にはネガティブとポジティブという真逆のベクトルが混在している実態が浮かび上がってきました。
第1の要因は、建築初学者が直面する課題量の過酷さです。同校は少人数制による徹底した実務教育を看板に掲げていますが、入学直後から課される製図やCADの提出課題は膨大。「徹夜が続いてメンタルが削られる」「提出期限前はプライベートが消滅する」といった学生の悲鳴がSNS上で拡散され、外側から見た人々に「ブラックな学校=やばい」という印象を植え付けました。
第2の要因は、逆に「資格試験の合格実績が規格外でやばい」という業界関係者の驚嘆です。全国展開する建築資格指導の最大手・日建学院グループのノウハウをカリキュラムに直結させているため、建築系大学を出ても合格が難しい難関資格を、20代前半の卒業生たちが次々と手中に収めています。生半可な気持ちで入ると学業についていけず脱落するリスクがある一方、食らいついた者には圧倒的な武器が手に入る——このハードな育成環境こそが、噂の正体です。