本作『シン・ゴジラ』が興行収入82億円を超える大ヒットを記録したことは、当時の日本の映画産業に巨大な地殻変動をもたらした。CGと実写、政治シミュレーションとパニック映画を高度に融合させた手法は、その後の邦画界におけるSF映画の制作基準を根底から引き上げた。
伝統的な特撮映画の「スーツアクターとミニチュア」という手法から一歩進め、最新のデジタル技術とリアルな政治劇の手法を融合させた本作。その象徴的アイコンとなった兵器のインパクトは海を越えて海外の映画ファンやクリエイターの間でも話題を呼び、邦画表現の可能性を世界に示し続けている。