気象庁が発表した最新の観測データによると、台風9号の現在位置は日本の南海上を時速約15〜20kmの速度で北西から北北西へ進んでいます。中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/sを記録し、「強い勢力」を維持しながら北上を続けています。
海水温が平年より1〜2℃高い28℃以上の暖水域を通過しているため、さらにエネルギーを取り込んで勢力を強める可能性が指摘されています。気象衛星ひまわりの画像でも、中心付近の眼が明瞭化し、周辺のスパイラルバンド(雨雲の帯)が発達している様子が確認できます。
日本列島への上陸の可能性については、太平洋高気圧の西への張り出し具合と偏西風(上空の強い西風)に乗るタイミングが最大の焦点です。高気圧の縁を回るようにして北上する場合、西日本から東日本の太平洋側にかなり接近、あるいは上陸コースをたどる危険性があります。