現在、日本で特に知名度が高く、社会的な影響力が大きいとされるのが「済生会」「母子愛育会」「同胞援護会」などの組織だ。例えば済生会は、日本最大級の社会福祉法人として、全国で約80の病院を運営している。あなたが普段お世話になっている大病院が、実は恩賜財団の傘下だったというケースは珍しくない。
また、母子愛育会は、昭和天皇の第一皇女誕生を記念して設立され、乳幼児の健康や育児支援のパイオニアとして知られる。これらの財団は、単なるシンクタンクではない。毎日何万人もの患者を治療し、何千人もの母親の相談に乗る、現場主義の組織なのだ。