一番壊れにくいエアコンはどこ?修理のプロが語る耐久性とメーカー比較

一番壊れにくいエアコンはどこ?修理のプロが語る耐久性とメーカー比較

一番壊れにくいエアコンはどこ?修理のプロが語る耐久性とメーカー比較について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

「自宅に付けるなら、迷わずダイキンか三菱電機を選ぶ」。都内および関東近郊で年間1,200件以上の空調保守・修理を手掛ける複数のサービスエンジニアに取材を申し入れると、判で押したようにこの2社の名前が返ってきます。

なぜこの2社が突出して「壊れにくい」と評価されるのでしょうか。その核心は、目に見えるプラスチック外装の裏側、心臓部である冷凍サイクルの密閉技術とプリント基板の表面処理にあります。

エアコンの故障原因は、大きく分けて「冷媒ガス漏れ」「電子基板のショート」「可動部の物理破損」の3つに集約されます。過酷な外気温45度や豪雨、ヤモリや害虫の侵入など、日本の過酷な室外環境に晒される室外機において、ダイキンは空調専業メーカーとしての知見から、基板全体にシリコンやウレタン系の防湿絶縁樹脂を極めて厚く塗布しています。小動物の接触によるショート事故を防ぐ遮蔽構造の完成度は、現場の技術者たちからも「分解した瞬間に設計思想の頑丈さが伝わってくる」と高い信頼を集めています。

一方の三菱電機(霧ヶ峰)は、自社開発のインバーターやパワー半導体を搭載し、部品の品質管理を極めて厳密に行っています。特に注目すべきは「メンテナンス性の高さ」です。霧ヶ峰の代名詞である「はずせるボディ」は、ユーザーが掃除しやすいだけでなく、修理業者が電装ボックスやファンモーターへアクセスする作業動線をミリ単位で計算して設計されています。修理や点検が容易であることは、施工ミスや分解時の破損リスクを劇的に低減させ、結果として15年クラスの長寿命個体を数多く生み出す土台となっています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。