あまりにも接点がないように思える二人だが、その運命の歯車が噛み合った舞台こそが、まさに政府の政策会議であった。菊池桃子は長年、キャリア形成や教育問題に深い関心を寄せており、戸板女子短期大学の客員教授として教壇に立つ傍ら、民間議員として政府の「1億総活躍国民会議」に抜擢されていた。
一方の新原氏は、その会議を取り仕切る事務局長としての務めを果たしていた。会議の場で、単なるタレントの枠を超えて真摯に国民の労働環境や教育課題に向き合い、明快な提言を行う彼女の知性と誠実さに、新原氏は一目見た時から強い感銘を受けたという。
会議を重ねる中で信頼関係は急速に深まり、新原氏からの情熱的なアプローチによって交際がスタート。超多忙を極める官僚生活の合間を縫い、静かに愛を育んだ末のスピード婚だった。立場も住む世界も異なる二人が政策を通じて引き寄せられたという事実は、世間にとって最大の驚きであり、極めてドラマチックな裏話として今なお語り継がれている。