あしや花火大会を語る上で絶対に外せないのが、遠賀川の両岸を結ぶ白銀の光の滝「大ナイアガラ」だ。全長およそ250メートルにも及ぶ仕掛け花火から一斉に火花が吹き出し、川面に向かって光のカーテンが降り注ぐ光景は圧巻。水面に反射する揺らめきと相まって、一瞬あたり一面が昼間のような明るさに包まれる。
滝のように流れ落ちる火の粉が水面で弾ける音と、風に乗って漂う香煙の匂い。五感すべてが光の渦に巻き込まれるこの瞬間こそ、遠方から足を運ぶ価値がある最大の理由だ。フィナーレに向けて高まるボルテージは、観客席からの鳴り止まない拍手と歓声で最高潮に達する。