地元ファンの間では、SNSを中心に定期的な「出店予告デマ」や憶測が飛び交ってきました。なかでも頻繁に話題へ上るのが、鳥貴族 岡山駅 周辺への路面ビル出店説と、西日本最大級の商業施設である鳥貴族 岡山 イオン(イオンモール岡山)へのテナント入居説です。
まず、岡山駅東口の繁華街である本町・磨屋町・平和町エリアの現状です。現地関係者や飲食店専門の不動産ブローカーに聞き取りを行うと、以下のような実態が浮き彫りになります。
「岡山駅東口の居酒屋街は、県内でも屈指の超密集地帯です。しかし、地元に根付いた大衆酒場の名店(成田家など)が圧倒的な低価格と独自メニューで強固な常連客層を掴んでいるほか、全国チェーンの居酒屋ビルも長年満室状態が続いています。鳥貴族のような大型客席(40〜60坪前後)を必要とするチェーンが入居できる空中階物件は回転が鈍く、情報が出ても奪い合いになる傾向があります」
一方、大型商業施設への進出の噂はどうでしょうか。結論から言えば、イオンモール岡山などの郊外・都市型インショップへの出店は極めて可能性が低いと言わざるを得ません。鳥貴族は基本的に「夜間営業特化型」のアルコール主体業態であり、ランチ営業やファミリー層の昼間利用を前提とするショッピングモールのフードフロアとは営業形態のミスマッチが生じます。過去にごく一部の特殊な商業施設へ出店した例外を除き、同社の基本ドクトリンは「乗降客数の多いターミナル駅徒歩圏の空中階」です。したがって、「イオンモールにできるらしい」という情報は、典型的なネット上の願望混じりの誤情報であると判断できます。
また、第二の都市である倉敷市に関しても注目が集まります。鳥貴族 倉敷 出店情報について現地をリサーチしたところ、倉敷駅南口の美観地区方面への動線上で居酒屋テナントの入れ替わりはあるものの、現時点で同社やフランチャイズ加盟社が賃貸借契約を結んだ形跡は確認されていません。進出する場合の優先順位としては、県庁所在地であり通勤通学客のハブとなる岡山市中心部が先行するのが業界の通例です。