当日の訪問は、綿密なシミュレーションがあるかないかで心の余裕が劇的に変わります。結婚挨拶当日の流れとタイムスケジュールを頭に入れ、スマートに行動できるよう整理しておきましょう。
訪問時刻は、約束した時間の「ジャスト、または2〜3分遅れ」が理想的です。早すぎる到着は相手の迎え入れ準備を邪魔してしまうため避けてください。コートなどの防寒具はインターホンを押す前に脱ぎ、腕に畳んで持っておくのが大人のマナーです。
玄関ドアが開き対面した際は、まず「はじめまして、〇〇と申します。本日はお忙しいなか、貴重なお時間をいただきありがとうございます」と立ったまま簡潔に挨拶します。結婚挨拶における玄関での立ち振る舞いとして、靴を脱ぐ際は正面を向いたまま上がり、上がってから斜め後ろ向きに屈んで靴先を玄関ドア側へ揃えるのが正しい作法です。相手に完全に背中を向けないよう注意してください。
部屋へ案内されたら、勧められた席に着席します(基本は下座)。着席後、手土産を紙袋から取り出し、正面を相手に向けて両手で渡します。「私の地元で評判の焼き菓子でございます。皆様でお召し上がりいただければ幸いです」と一言添えることで、丁寧な姿勢が伝わります。紙袋はそのまま持ち帰るのが基本ですが、親から「袋のままどうぞ」と言われた場合はその配慮に甘えても差し支えありません。