かつて学校のプリントに描かれていた体育のイラストといえば、どこか無機質で、教科書的なポーズをとったものが主流だった。しかし、2026年現在のトレンドは全く異なる。二頭身のキャラクターが楽しそうに大縄跳びをしたり、少し失敗して照れ笑いを浮かべたりするような、人間味あふれる「ゆるカワ」デザインが主流だ。
この変化の背景には、子どもたちの運動離れに対する危機感がある。スポーツ庁の最新調査でも、運動を「嫌い」「苦手」と答える児童の割合は高止まりしたままだ。そこで、視覚的なアプローチから「体育=楽しいもの」というイメージを植え付ける試みが始まった。親しみやすいイラストが、子どもたちの心の障壁をそっと取り除いているのだ。