兵庫県高校野球の歴代優勝校を時系列でたどると、いくつかの「時代の波」が見えてくる。
1970〜80年代——東洋大姫路・報徳学園が春夏を制し、全国制覇も果たした黄金時代。特に東洋大姫路は1976年春・1977年夏の春夏連覇という偉業を達成し、今なお語り継がれている。1990〜2000年代——報徳学園が断続的に甲子園出場を果たす一方、長田(ながた)や滝川第二なども上位に顔を出した時期。2010年代以降——明石商業が台頭し、狭間善徳監督(現在は退任)のもとで連続的に甲子園出場を果たした。さらに神戸国際大附属が強打で注目を集め、近年は「新旧入り乱れる群雄割拠」の様相が続いている。2025年——社が優勝し新時代の到来を示した。
兵庫県高校野球連盟が発刊した「兵庫県高校野球史(第11巻・令和1〜5年)」は、この最新期の記録をまとめた貴重な一次資料だ。連盟公式サイトで申し込み受付中であり、深く歴史を知りたいファンには必読の史料といえる。