風船を使った造形物づくりで最も多いトラブルが、途中で風船が割れてしまったり、時間が経つと空気が抜けて萎んでしまったりすることだ。初心者が挫折せずに美しい一輪の花を完成させるには、適切な道具選びと空気量の調整が欠かせない。まず用意すべきは、二重アクション式のハンドポンプと細長いペンシルバルーンだ。口で膨らませようとすると湿気が入り、破裂や劣化の原因となるため厳禁である。
花弁を作る手順は極めてシンプルだ。風船に空気を注入する際、先端を5センチほど膨らませずに残しておくのが最大のポイントだ。この余裕が、ひねる作業で移動する空気の逃げ道となる。等しい大きさの小さな泡(バブル)を5つ作り、それらの端と端を固定するようにひねり合わせることで、美しい5枚の花弁が姿を現す。結び目は強く引き伸ばしながら2回固結びをすることで、空気漏れを完全に遮断できる。
プロの現場では、静止画の写真解説や動画による視覚的なチェックが推奨されている。ひねる際の指の力加減や風船の揉みほぐし方は、実際の動画や写真で確認しながら進めると成功率が跳ね上がる。茎となる緑色の風船を中央に挿し込めば、誰でも失敗せずに鮮やかな作品を完成させることができる。