2000年代中盤、コント番組やひな壇トークで圧倒的な瞬発力を見せていた河本準一ですが、全国ネットのプライム帯における露出はかつてと比べて大きく変化しました。「テレビから消えた」と表現されることも少なくありませんが、実際の現場取材からはまったく異なる活動実態が浮かび上がってきます。
現在、河本準一の主戦場は吉本興業の常設劇場である「ルミネtheよしもと」などの舞台、BS・CS放送、地方ローカル局の冠番組、そしてインターネットメディアへと移行しています。テレビ業界の制作費削減とコンプライアンス厳罰化の波を受け、制作側がスキャンダル履歴のあるタレントのキャスティングに慎重になる中、河本は自ら活動の主導権を握るルートを開拓してきました。
特筆すべきは、単なる芸人としての活動にとどまらず、地域創生プロジェクトのプロデューサーとしての側面を急速に強めている点です。テレビ出演の頻度こそ全盛期には及ばないものの、地方自治体や民間企業と直接タイアップしたイベント出演、講演活動、後述する農業ビジネスなど、メディアの仲介に依存しない多角的なキャリアを歩んでいます。