敵陣営や孤高の強者たちが見せた散り際も、読者の胸に強烈な爪痕を残しました。中でも「武神」と呼ばれたミフネの最期は圧巻です。
ババヤガーの城攻防戦において、ミフネはブラック☆スターと3度目にして最後の真剣勝負に挑みました。守るべき幼女・アンジェラの未来を賭け、無限一刀流のすべてをぶつけ合います。激闘の果てにブラック☆スターの渾身の一撃を受けたミフネは、アンジェラの行く末を彼に託しながら静かに戦死しました。アニメ版では生存して穏やかな日常へ戻る改変がなされたため、原作の武人らしい散り際は際立って重厚な輝きを放っています。
一方、狂気の元凶たる魔女姉妹の最期は対照的な結末を迎えました。
狂気の実験を繰り返したメデューサは、道具として虐待・支配し続けてきた実子・クロナによって引導を渡されます。「お母さん大好き」という歪んだ愛情の言葉をかけられながら、黒血の刃で容赦なく切り刻まれるという因果応報にして凄惨な最期を迎えました。
アラクノフォビアの首魁であるアラクネは、肉体を捨て狂気の蜘蛛そのものへ変貌。マカとソウルの放つ「退魔の波長」によって討たれました。その強大な魂はソウル・イーターに捕食され、ソウルが念願の「デスサイズ」へと進化を遂げる最後の糧となっています。