観光の熱狂の裏で、佐渡島が直面する少子高齢化と過疎化の波は容赦なく押し寄せている。公共交通機関が限られる島内において、徒歩や軽自動車で通えるコンビニは、高齢者にとって欠かせない生命線だ。公共料金の支払いや宅配便の発送、コピー機の利用など、行政窓口の補完機能を担う場面は年々増えている。
さらに、毎日決まった時間に来店する一人暮らしのお年寄りの異変にスタッフが気づき、地域の福祉窓口へ連絡するといった「見守りネットワーク」の機能も自然発生的に生まれている。防犯灯としての役割を含め、夜間の防犯機能が乏しい農村部において、24時間灯るコンビニの灯りは地域住民に計り知れない安心感を与えている。