どれほど美味であっても、野生生物を食べる際には医学的・衛生的なリスクを正しく把握しなければなりません。
1. 甲殻類アレルギー保有者は絶対NG
セミなどの昆虫類には、エビやカニなどの甲殻類と共通する筋肉タンパク質「トロポミオシン」が含まれています。そのため、エビ・カニアレルギーを持つ方がセミの幼虫を摂取すると、アナフィラキシーショックを含む重篤なアレルギー反応を引き起こす危険性があります。アレルギー体質の方は絶対に口にしないでください。
2. 寄生虫と土壌菌(ボツリヌス菌等)のリスク
「刺身のように生で食べられるか」という質問を時折見かけますが、生食は厳禁です。セミの幼虫は数年間を土中で過ごすため、体表や消化管内に土壌細菌(破傷風菌やボツリヌス菌の芽胞など)や線虫などの寄生虫を保持している可能性があります。必ず熱湯で数分間しっかりと茹で上げる中心温度75℃以上・1分以上の加熱殺菌を徹底してください。