中華五十番を訪れる際、多くの人が直面するのが「どの五十番に行けばよいのか」という混乱です。インターネット検索では複数の「五十番」がヒットし、口コミが混ざり合っているケースが後を絶ちません。
この混乱の背景には、過去の法人再編や暖簾分けの経緯があります。現在、神楽坂周辺には主に2つの流れが存在します。
ひとつは、贈答用点心や中華五十番のテイクアウト、通販事業を大規模に展開し、全国の百貨店催事などでも名を馳せる「点心・肉まん特化型」の展開。もうひとつは、地域住民やサラリーマンに愛され、ラーメンや定食を手頃な価格で提供する「実店舗の町中華」としての流れです。さらに、都内各地(目黒や幡ヶ谷など)にもかつて暖簾分けされた同名の人気町中華が存在します。
「神楽坂で店内に座ってビールとラーメンを楽しもうと思ったのに、テイクアウト専門の窓口だった」「名物の巨大肉まんを求めて行ったら、別系統の町中華だった」といったミスマッチを防ぐためにも、訪問前に「イートイン席の有無」と「現在の営業時間」を必ず確認することが重要です。