「逝く」と「行く」の違いとは?意味や読み方の真相・正しいマナーを解説

「逝く」と「行く」の違いとは?意味や読み方の真相・正しいマナーを解説

「逝く」と「行く」の違いとは?意味や読み方の真相・正しいマナーを解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

弔意を伝える場面では、「逝く」以外にも「逝去」「死去」「他界」「永眠」など、極めて似通った類語が乱立しています。これらを混同して誤用すると、遺族に対して重大な無礼を働くことになりかねません。 各表現の敬意の有無、対象となる人物(身内か第三者か)、公私の使用場面を客観的に比較したデータは以下の通りです。

表現・用語詳細・敬意の有無一般的な基準・対象編集部の見解・評価逝去(せいきょ)極めて高い尊敬語(死そのものを尊ぶ言葉)取引先、上司、他人の身内など敬うべき対象身内には絶対に使えない。「ご逝去」と重ねて使うのが弔電やビジネスの基本。死去(しきょ)敬意を含まない客観的事実の伝達語自らの身内、または報道における中立な対象取引先の相手に「〇〇様が死去された」と使うのは重大なマナー違反となる。他界(たかい)婉曲表現(身内・他者の双方に使用可能)ビジネスメールでの身内の不幸報告、他者への気遣い「父が他界いたしました」「〇〇様が他界されたと伺い」など、応用範囲が最も広い。永眠(えいみん)詩的・情緒的な婉曲表現(永遠の眠り)訃報の通知状、喪中はがき、追悼記など「安らかに眠る」ニュアンスが強く、急ぎの事務連絡よりも公式の案内状に適する。逝く(ゆく・いく)心情的な文学・情緒表現(敬語ではない)個人の追悼手記、親しい間柄での哀悼、私信公的なビジネス文書や目上の相手への弔意としては敬意が不足するため単体使用は避ける。

このように、言葉が持つ「誰に対する敬意か」というベクトルを整理すると、選択の基準は明瞭になります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。