トリオの進化を象徴するトピックが、福田麻貴の本格的な女優進出です。2024年1月期のフジテレビ系水10ドラマ『婚活1000本ノック』において、彼女は売れない小説家の主人公・綾子役としてテレビドラマ初主演に抜擢されました。
お笑い芸人のドラマ主演に対しては、放送前こそ「話題作り先行ではないか」という厳しい見方も一部にありました。しかし、いざ放送が始まると、ドラマ評論家や視聴者のSNSレビューでは「演技が極めて自然体で引き込まれる」「コミカルな間の取り方とシリアスな切なさの同居が見事」と絶賛の声が相次ぎました。視聴率や配信プラットフォーム(TVer等)のお気に入り登録数でも好成績を記録し、コメディエンヌとしての実力を証明したのです。
もともと吉本の発信型アイドルグループ「つぼみ」出身であり、劇団の舞台やネタ作りで構成力を磨き上げてきた福田にとって、演技は決して畑違いの分野ではありません。脚本の意図を瞬時に汲み取り、共演者とのアンサンブルを成立させるスキルは、トリオコントのネタ作りで培われた職人技そのものです。この女優としての成功により、福田は「女性芸人のセカンドキャリア」として新たな金字塔を打ち立てました。