壱湯の守を象徴する最大のストロングポイントが、男女各7種・計14棟の湯船が連なる西日本最大級の大露天風呂「翠明の湯」です。敷地面積約1,500平方メートルに広がる湯処は、眼前を流れる石手川の清流と四季折々の山肌が迫るダイナミックな景観を誇ります。
pH9.4がもたらす天然のクレンジング作用と硫黄の恵み
温泉分析書の公式データによると、泉質はアルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉)に分類されます。湧出温度は約38〜42度前後。特筆すべきは、道後温泉本館周辺の弱アルカリ性単純温泉とは一線を画す、かすかな硫黄の芳香とpH9.4という高いアルカリ度です。
皮膚科学・温泉医学の観点から見ても、アルカリ性泉は肌の古い角質を柔らかくして洗い流す乳化作用を持ち、そこに硫黄成分の代謝促進・角化軟化作用が加わります。入浴した瞬間に肌へまとわりつくようなトロみがあり、湯上がりには一皮むけたようなスベスベ感を実感できることから、古くから「美人の湯」として高い評価を得てきました。神経痛、筋肉痛、冷え性はもちろん、慢性皮膚病や疲労回復にも優れた効能を発揮します。
露天エリアには、寝湯、絹の湯(シルクバス)、壺風呂、岩風呂などが立体的に配されており、清流のせせらぎと鳥のさえずりを聴きながら湯巡りを楽しめる構造です。大自然の借景と良質な湯のコンビネーションは、日々のストレスをリセットする圧倒的な没入感をもたらしてくれます。