上弦の月とは?下弦との見分け方や右左どっちが光る理由を徹底解剖

上弦の月とは?下弦との見分け方や右左どっちが光る理由を徹底解剖

上弦の月とは?下弦との見分け方や右左どっちが光る理由を徹底解剖の詳細について、最新情報を基に徹底解説します。

「半月の右側が光るのなら、なぜ右弦ではなく『上弦』と呼ぶのか」という疑問は、SNSの質問コミュニティや天体講座でも頻繁に浮上するトピックです。この「上弦の月名前の由来と真相」には、二つの歴史的・天文学的背景が存在します。

第一の由来は、夜空での物理的な沈み方に起因する説です。上弦の月は、夕方に南の空へ昇ったあと、真夜中(24時頃)にかけて西の地平線へと沈んでいきます。このとき、半月の丸い弧が下側になり、直線部分(弦)が水平に近い状態で天頂を向いて(上になって)沈んでいく姿が観察されます。和弓を張った状態に似ていることから半月は古くから「半月弓張月の特徴詳細まとめ」に見られるように「弓張月(ゆみはりづき)」と呼ばれてきましたが、弦が上を向いて沈むため「上弦」と名づけられたという解釈が古来より語り継がれてきました。

第二の、そして学術的により本質的な由来は、旧暦(太陰太陽暦)における日付の区分にあります。かつて日本で用いられていた太陰太陽暦では、新月の日を「1日(朔)」とし、約30日の1か月を「上旬(1〜10日)」「中旬(11〜20日)」「下旬(21〜30日)」に分けていました。この月の前半(上旬の終わり頃、7〜8日目)に現れる弦月を「上弦」、月の後半(下旬の22〜23日目)に現れる弦月を「下弦」と呼んだのが暦学上の正確な起源です。

なお、ポップカルチャーの金字塔である吾峠呼世晴氏の漫画『鬼滅の刃』に登場する「鬼滅の刃上弦の鬼名鑑と由来」においても、この月齢の力学が明確にモチーフとして採り入れられています。十二鬼月の中で「下弦の鬼」が次々と淘汰され「上弦の鬼」が圧倒的な強度を誇る設定は、新月から満月へと力を増幅させていく「満ちる月(上弦)」と、満月から新月へと衰亡・消失していく「欠ける月(下弦)」の象徴的エネルギー対比が巧みに投影されたものと解釈されています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。