発売から時間が経過した現在、ネットの反応口コミをSNSや大手ゲーム掲示板、レビュー集積サイトで俯瞰すると、極めて解像度の高いリアルな評価構造が見えてきます。
称賛の声として最も多いのは、「一度このスピード感に慣れると、従来のランダムエンカウントや長い戦闘演出に戻れなくなる」というプレイフィールの快適さです。「背後からヘビーボールを叩き込んで一発捕獲した瞬間の快感」「遠くから飛んでくるギャラドスをフェザーボールで狙撃する楽しさ」など、プレイヤーの自発的なアクションが成果に結びつく爽快感は圧倒的な満足度を生み出しています。
一方で、手放しの絶賛ばかりではありません。当時のコミュニティやハードコアゲーマーからは、以下のようなシビアな指摘も寄せられていました。
- グラフィックの描写限界:Nintendo Switchのハードウェア制約もあり、水面の表現や遠景のテクスチャ、一部ポケモンの遠距離フレームレート低下など、同世代の海外AAAオープンワールドタイトルと比較した際のビジュアル面の粗さ。
- トレーナーバトルの少なさ:世界観の都合上、街や道中で他のポケモントレーナーと頻繁に戦う機会が極めて少なく、対人戦(通信対戦機能)が非搭載であることへの物足りなさ。
- 拠点への帰還制限:ベースキャンプから別のエリアへ直接移動できず、一度必ず「コトブキムラ」を経由しなければならない移動導線の煩雑さ。
このように、従来の対戦ツールとしてのポケモンを求めていた層からは一部不満が出たものの、「ポケモン世界に放り込まれる冒険体験」を渇望していた層にとっては、それらの欠点を補って余りある熱中度をもたらしたことが実態検証から裏付けられています。